千葉県は21日までに、県央部にある県立高校1校に合格した保護者が入学料を納付した「領収済み通知書」11枚を紛失したと発表した。同通知書には合格者の氏名や住所、高校名が記載されていたが、現時点で個人情報の流失は確認されていないという。
県出納局や県教委によると、3月13日に出納局分室の職員が金融機関から同通知書を受領し、高校別に分かれている棚に入れた。同日以降に高校職員が棚にある書類を持ち帰ったが、同通知書が含まれていたかは不明という。
4月13日に同校で入学者全員の領収済み通知書を確認しようとしたところ、紛失が判明した。高校の事務室や出納局分室にある棚の周辺などを探したが、見つからなかった。県は同校を通じて保護者に謝罪した。
今後、領収済み通知書を棚に入れる際には、投入日と枚数が高校側に分かるよう記録。持ち帰った高校職員は内容や枚数などを上司に報告するなどして再発防止を図る。