5月20日 広島空港
記者
「専用機が少しずつ広島空港の滑走路に近づいていきます」
記者
「そして今、姿を現しました。ゼレンスキー大統領とみられる人物が今、タラップを降りています。ゆっくりと一歩一歩、階段を下りて、今、広島の地に降り立ちました。姿が見えます。G7広島サミットに出席するために広島の地に降り立ちました」
記者
「現在、ゆっくりと広島市方向に向かって車が滑り出しました」
広島に着いたゼレンスキー大統領は、SNSに「きょう、平和がさらに近づくでしょう」と投稿。
到着を待つ広島市では―
警察官
「規制を開始してください」
記者
「午後3時10分です。警察官による道路の交通規制が始まりました」
路面電車もストップ―
警察官
「お手持ちの荷物なんかがありましたら、足元に置いてください」
アナウンサー
「まもなくゼレンスキー大統領が宇品付近に到着するということで、警備体制がさらに強化された様子です。上空にはヘリコプターの音も聞こえてきました」
ゼレンスキー大統領、広島市内へ―
「ゼレンスキー大統領を乗せた車列が今、宇品インターを降り、広島南道路に入りました」
「広島南道路。ゼレンスキー大統領を乗せた車が見えてきました」
「ゼレンスキー大統領を乗せた車が、こちらにやってまいりました。この白いゲートをくぐっていくと、この先にグランドプリンスホテル広島があるということです。白いゲートを通ってグランドプリンスホテルの方向へ走っていきました」
沿道に集まった人
― どうでした、見えました?
「いや、ようわからんかったけど、でも、たぶん、そうだろうなっていうのはありました。世界が核とか今、ロシアとかあるけど、それがなくなって、本当、みんなが楽しく平和に過ごせるような世界になってほしいと思います」
「いろんな国の大統領・首脳の人たちとしゃべって、何かいい提案でしたりとか、サポートだったりとか、そういうのを受けて、少しでも安心して希望を持ってウクライナに帰ってくれたらいいな」
「今、本当に解決の出口が見えないんだけど、広島で
何かが変わればいいなって、すごく期待しています。
母がウクライナ人の少年は―
「ウクライナから日本を訪れて、たくさん感謝がありました。日本のよさをゼレンスキー大統領に知ってもらって、いつでもゼレンスキー大統領が日本に来られるようにしたいです」
ウクライナから避難している姉妹は―
「ほかの国のリーダーと話し合って、ウクライナのための解決策を探ってほしい」
「大統領や首脳に今、支援していただいていることに感謝を伝え、未来について話してほしい」
「大事なのはサミット期間だけではなくて、今後もウクライナだけではなく、世界中が平和を保てるように」
広島サミット 国際メディアセンター
記者
「ゼレンスキー大統領の到着を受けて、ウクライナメディアの方もずっと画面を見守っています」
ウクライナメディアの記者
「対面で話すこととオンラインでは比較にならないほどです。バイデン大統領と直接、会って話すことができる。ゼレンスキー大統領は、バイデン大統領と1対1で話したいと思っているだろう。すごいことだ。ウクライナにとって可能性を大きく広げる」
ドイツメディアの記者
「対面して各国の政治家と話すことができる。たぶん、最も大事なことの1つは(インドの)モディ首相とオフミーティングの方がいい。モディ首相は、プーチンに影響のあるプレッシャーをかけられる世界でも数少ない人間の1人」
アルジャジーラで働くタイ人記者
「プーチンは間違いなく、おもしろくないだろうね」
― ウクライナをもっと攻撃しない?
「結果として戦闘は激化するだろう。でも、ウクライナはすでに戦時下にあって、そうなればゼレンスキー大統領は武器増強のためにやるべきことをするだろう」
ケニアの放送局のキャスター
「このG7が、ゼレンスキー大統領が自国の状況を説明するいい機会になる。問題解決のために国連がロシアとウクライナに話し合いの場を提供できるはず。1945年の広島を思い出さなくちゃ」
一夜明けてー (5月21日)
会議にはゼレンスキー大統領も参加。
岸田総理
「本セッションには、ウクライナのゼレンスキー大統領にもご参加をいただいております。ウクライナ情勢をはじめ平和と安定への挑戦にどのように対応するべきなのか、議論を深めたいと思っております。