京都・右京の森林に本格派アスレチックが開業 スリル満点の遊具が満載

ワイヤを伝い、樹上から約130メートルを滑空するジップライン(京都市右京区京北・ボウケンノモリ ケイホク)

 京都市右京区京北に森林の中で本格的なアスレチックを楽しめる「ボウケンノモリ ケイホク」が開業した。同様の施設は市内初といい、ワイヤを伝って空中の約130メートルを滑走する「ジップライン」や、高さ12メートルの樹上から一直線に降りる滑り台など、豊かな自然を生かしたスリル満点の遊具を楽しめる。

 あうる京北の敷地にある野原や山林に、指定管理者の「京都ゼミナールハウス」と、全国で森林アスレチックを運営する「冒険の森」(大阪府能勢町)が4月29日に開いた。

 森の魅力に触れてもらおうと、立ち並ぶスギの大木を活用した遊具がそろう。5歳から楽しめる300メートルのコースは、ネットや一本橋をつたって木々の上を移動し、最後はジップラインで滑る。

 10歳以上向けの150メートルコースは、高さ約10メートルの樹上から飛び降りる「パラシュート」や、別の木に張られたネットへ飛び移る「ターザン」など、安全帯を着けて事故を防ぎつつ、大人でも楽しめる高難度のアトラクションをそろえた。

 キャンプ場やバーベキュー場も来年春にできる予定。あうる京北は大学生や企業の研修利用が多いため、冒険の森の伴戸忠三郎社長は「単なるアスレチックではなく、森と出合い環境について考えてもらえる場にしたい」と述べた。

 有料、要予約。火曜休園。平日は午前10時~午後5時、土日祝日は午前9時~午後5時。料金など詳細はホームページか電話090(3128)4010。

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