「未来の栄光に繋げる為に起こした行動」応援ボイコットのG大阪、サポーター連合が謝罪…試合後の選手とのやりとりも共有「また熱く激しくサポートを行うつもり」

写真:©︎J.LEAGUE

ガンバ大阪のサポーター連合が、応援ボイコットの一件について謝罪した。

今シーズンはダニエル・ポヤトス監督を招へいしたG大阪。イスラエル代表MFネタ・ラヴィ、チュニジア代表FWイッサム・ジェバリらを補強した中、苦戦を強いられている。

13試合を終えて1勝4分け8敗の勝ち点7で最下位。20日には、ホームに横浜F・マリノスを迎えた中、サポーター連合は90分間応援をしないというボイコットを決断。試合前に発表していた。

試合中には、応援をボイコットした一方で、納得いかないサポーターからは自発的な応援も見られていた。

試合は0-2で敗戦。それでも試合後にはサポーターと選手たちが対話し、和解の握手も見られていた中、サポーター連合が改めてボイコットについて説明。そして混乱を生じさせたとして謝罪した。

「5/3のダービー敗戦後に、連合内にてここ数年の低迷、近年のダービーの結果、今季の結果・状況、選手の姿勢等の理由から今後の応援に関して議題に上がり協議を行いました」

「議論の中で名古屋での応援ボイコット実施案が出ましたが連合内競技で、やるならホームの方がメッセージ性も与える影響も大きいということからホームで行う方が良いのではないか。と意見が上がり連合の総意で名古屋、浦和の結果次第ではホーム横浜でのボイコットも有り得るという結論に至り、名古屋では試合前のみボイコットそれ以外浦和含めやり切る共通認識を持ち決断致しました」

「そして、浦和での敗戦後クラブに対し選手との対話を要求しましたが断られ代わりに中口強化部長との話し合いを行いました。しかし、納得のいく回答が得られませんでした」

「現状取りうる能動的アクションでの最終手段がボイコットしかないという状況から最終的に踏み切りました。過去のゴール裏の過ちを決して忘れてはいませんが、これらの現状下で取れる手段の最終形が「ボイコット」であったてん。我々の唯一出来る「応援」を放棄する決断故に批判をいただくことも理解しております」

応援ボイコットに至った経緯を説明したサポーター連合。また、横浜FM戦後に選手との対話の内容についても説明。ただ、自分たちの行動が迷惑をかけ、前向きな意図のある行動だったと謝罪した。

「今回の行動によって混乱を生みご迷惑をおかけしたことをお詫びします。決してネガティブな意図を持ち行動したことは無く選手や監督スタッフとより強固な信頼関係築き一丸となりこの苦境を乗り越え未来の栄光に繋げる為に起こした行動であるということをご理解ください」

「次の試合からまた熱く激しくチームへのサポートを行うつもりです。異論等あるとは思いますがガンバ大阪が一丸となりここから這い上がりたいと思いますのでよろしくお願い致します」

© 株式会社シーソーゲーム