【リーグ・アン日本人選手】伊東が11試合ぶりの今季6点目! 終盤に圧巻ドリブル突破もチームは格下相手にドロー

写真:Getty Images

リーグ・アン第36節が今週末に行われた。

今シーズンのリーグ・アンにはストラスブールのGK川島永嗣に加え、トゥールーズにFWオナイウ阿道、モナコにFW南野拓実、スタッド・ランスにFW伊東純也の3選手が新たに参戦。また、今冬にはストラスブールにMF鈴木唯人が加入した。

伊東はアンジェ戦に先発出場。2試合ぶりの勝利を目指すウィル・スティル率いるランスは変則的な[4-2-3-1]を採用し、伊東は右ウイングに入った。すでに降格が決定している最下位のアンジェに対して、伊東の左足がいきなり火を噴く。10分、最後尾のDFアブデルハミドから対角のフィードを受けた伊東は絶妙なファーストタッチで足元にボールを収めると、そこから内側に切り込んで左足を一閃。鋭い低弾道のシュートがゴール右下隅を射抜いた。

伊東の11試合ぶりとなる今季6点目で先手を奪ったホームチームは、以降もスムーズにボールを動かしながら試合をコントロール。伊東も積極的にボールを引き出し、クロスやラストパスでチャンスシーンを演出していくが、チームとしてはなかなかシュートまで持ち込めず。ただ、相手に決定機を許すことなく1点リードで試合を折り返した。

迎えた後半、キックオフ直後の集中力の欠如からファーストプレーで同点に追い付かれたランスだが、54分にはセットプレーの二次攻撃からエースのFWバログンがボックス内でのフリーのシュートチャンスで確実に決め切ってすぐさま勝ち越しに成功する。だが、リードを守り切れないホームチームは59分にMFアブデリに強烈なミドルシュートを決められて2-2のタイに戻された。

最下位相手に勝ち点3がほしいランスはここから選手交代を交えながら攻勢を強めていく。その中で伊東はクロスからチャンスを演出しつつ、70分にはボックス内で左足を振ってゴールに迫るが、DFにディフレクトしたボールはクロスバーを越えた。その後、2-2のまま試合は最終盤に突入すると、伊東が最後の最後に見せ場を作り出す。左サイドのスペースでDFに囲まれながらも強引に縦へ仕掛けると、驚異的なスピードと馬力で局面を打開。ボックス左ライン際から絶妙なマイナスのパスを味方に繋ぐが、マオリダがシュートを大きくふかしてしまった。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、伊東がゴールにチャンスメークと存在感を放ったが、ランスは格下相手のドローで2戦未勝利となった。

直近2試合連続スタメン出場が続いた南野だったが、リヨン戦では3試合ぶりのベンチスタート。拮抗した試合展開の中で後半の途中投入が期待されたものの、最後まで出番は訪れず。チームもアウェイで1-3の敗戦となった。

また、オナイウとストラスブールの川島と鈴木は南野同様に今節出場がなく、トゥールーズはニースと0-0、ストラスブールはトロワと1-1のドローに終わっている。

★南野拓実[モナコ]

5/19

リヨン 3-1 モナコ

◆ベンチ入りも出場なし

★伊東純也[スタッド・ランス]

5/21

スタッド・ランス 2-2 アンジェ

◆フル出場。今季6点目を記録

★オナイウ阿道[トゥールーズ]

5/21

ニース 0-0 トゥールーズ

◆ベンチ入りも出場なし

★川島永嗣[ストラスブール]

5/21

トロワ 1-1 ストラスブール

◆ベンチ入りせず

★鈴木唯人[ストラスブール]

5/21

トロワ 1-1 ストラスブール

◆ベンチ入りも出場なし

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