キノコや森の小動物モチーフ、絵画や木工・手芸で多彩に 京都・南丹で展示

キノコや森をテーマに寄せられた木工や手芸などがそろう会場(京都府南丹市日吉町・旧五ケ荘小学校)

 「きのこと森の子」をテーマに市民から募集した絵画や木工、手芸など作品展が、京都府南丹市日吉町の旧五ケ荘小学校で開かれている。色とりどりのキノコや、リスなど森に育まれた小動物をモチーフにした多彩な作品を出品している。

 豊かな森林に囲まれた同小に多くの住民が訪れるきっかけにしようと、校舎を管理するメンバーがキノコや森にまつわる作品を募った。同市や京丹波町から応募があり、前期に10人、後期に11人の作品を展示する。

 前期は、白いレース状の傘が特徴のキヌガサタケ、卵のような白い膜を破って育つタマゴタケなど9種類の木工マグネット、チェーンソーで彫った愛らしいリスなどがそろう。

 継ぎ目なく連なる木製の鎖は、一つの木材から多くの輪を彫り出している。毛糸のポンポンでトカゲのような動物を5匹作った園部町の園部中学校2年の女子生徒(13)は「森に昔からすむ生き物を想像した。仲良く集まっている雰囲気を感じてほしい」と話した。

 前期は31日まで。後期は6月3日~28日。月曜と6月1、2日は休み。午前9時~午後5時。

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