先発陣に故障者続出のドジャース 2人の有望株がメジャー昇格へ

ナショナル・リーグ西部地区の首位に立っているドジャースは、ダスティン・メイが右前腕痛、フリオ・ウリアスが左ハムストリング痛で故障者リスト入りし、先発ローテーションに2つの空席が生まれている。デーブ・ロバーツ監督によると、この2枠には2人の有望株右腕が入るようだ。日本時間5月23日からスタートするブレーブス3連戦、初戦に「MLBパイプライン」の有望株ランキングで球団4位・全体44位のギャビン・ストーン、2戦目に球団2位・全体19位のボビー・ミラーが先発する予定であることが明らかになった。

現在24歳のストーンは2020年ドラフト5巡目(全体159位)指名でドジャースに入団。昨季はマイナー3階級合計で9勝6敗、防御率1.48という素晴らしい成績を残し、一気に評価を挙げた。今季はAAA級で開幕を迎え、日本時間5月4日のフィリーズ戦でメジャーデビューしたものの、4回8安打5失点(自責点4)で降板。それ以来となるメジャー2度目の先発登板で初勝利を目指すことになる。ロバーツ監督は「彼はいいボールを投げている。チェンジアップもいいし、速球のコマンドもよくなった。だから、2度目の登板は前回よりもよくなると思うよ」とストーンへの期待を口にした。

ミラーはストーンと同じ24歳で、2020年ドラフト1巡目(全体29位)指名でドジャースに入団。マイナー通算奪三振率11.16、与四球率2.75と質の高いピッチングを続けている。「(故障者が出てしまったが)若い投手たちにとっては素晴らしい機会だ。2人とも才能がある選手だし、予期せぬ形でのメジャー昇格になるが、そんなことはどうでもいい。彼らにはこのチャンスを生かしてほしい」とロバーツ監督。野手陣ではミゲル・バルガス、ジェームス・アウトマンら若手がレギュラーとして奮闘しており、故障者続出のなか、若手投手陣の活躍にも期待がかかる。

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