幼少期 抗生剤アレルギー 宮大・佐藤教授 解明

 幼少期の抗生剤服用でアレルギーの発症リスクが高まる仕組みを、宮崎大医学部の佐藤克明教授(免疫学)の研究チームが解明した。抗生剤により消化管内の細菌が減少し、免疫細胞の一種である「樹状細胞」の免疫抑制機能が低下。過剰な免疫反応を招き発症につながることを確かめた。この成果を応用することでアレルギーの新たな治療法の開発が期待される。

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