白鷹町中山の北原地区で、住民が植えたアヤメの花が見頃を迎えている。朝日連峰を望むのどかな山あいに、鮮やかな紫色が連なっている。
15年ほど前から地区住民が協力して棚田脇の道路沿いに植えており、株分けや草刈りなどを続けている。今年は好天が続いたため、例年より10日以上早く咲き始め、5月末ごろまで楽しめそうだという。
植栽者の一人、鈴木利雄さん(81)は「町外から見に訪れる人もいて、咲くのを毎年楽しみにしてくれている。これからもきれいに咲くよう手入れを続けたい」。布施千代子さん(71)は「早朝や雨の日のしっとりした咲き方もきれい」と話していた。