県内、定点観測始まる 8~14日の感染者数3.19人・新型コロナ

山形県庁(資料写真)

 県は17日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」へ移行したことに伴い、県内43の医療機関での定点観測による感染者数を初めて公表した。県全体で8~14日の1週間の患者報告数は137人で、1定点当たり3.19人だった。

 1定点当たりの患者報告数は保健所別で置賜5.5人、山形市3.78人、最上2.75人、村山(山形市を除く)2.6人、庄内1.83人。患者137人の年代別は10歳未満42人、10代37人、20代15人、30代7人、40代4人、50代10人、60代8人、70代8人、80代以上6人だった。

 県内各病院から国への報告を基にした入院者数は、17日現在36人。このうち重症者はいない。

 感染者数の公表は5類移行に伴い、インフルエンザと同様に県内43の定点医療機関からの報告に基づく週1回の方法に改められた。5月7日までは、外来診療に当たる医療機関(約460カ所)からの報告数や自己検査の登録数により、毎日公表していた。

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