荻野目洋子さん 図書館の時報担当「真夜中のメリーゴーランドについていかないで」 子どもに注意喚起 佐倉市・夢咲くら館

学生イベントで大ヒット曲「ダンシング・ヒーロー」を披露する荻野目さん。その後、時報アナウンスの収録を行った=3月、佐倉市新町の夢咲くら館

 閉館のお時間です。真夜中のメリーゴーランドについていかないでくださいね-。佐倉市のPR大使「佐倉親善大使」で歌手の荻野目洋子さん(54)が収録した時報アナウンスが、図書館を核とした複合施設「夢咲くら館」(同市新町)で流れている。

 荻野目さんのアナウンスは、午前9時の「開館のお知らせ」、午後4時の「小学生らへのメッセージ」、同8時の「閉館のお知らせ」の3回。目玉は閉館時で、荻野目さんの名曲「ダンシング・ヒーロー」の一節をもじり、遅くまで勉強に励む地元の学生らに夜道に注意して帰宅するよう呼びかけている。

 市教委社会教育課によると、収録は3月、同施設での学生イベント直後に実施した。ゲスト参加していた荻野目さんに打診してみたところ、二つ返事で承諾、事前に用意していたアナウンスの文面を読み上げてもらった。その後、市内在住のサウンドデザイナー、沖田純之介さんが調整して仕上げた。

 同課の担当者は「荻野目さんのアナウンスはさまざまな時間に流れている。メッセージを聞きに来ていただき佐倉を楽しんでほしい」と期待している。

© 株式会社千葉日報社