【OTC薬_4月の市場】過去5年で最も高い実績/インバウンド店の貢献が大きい総合感冒薬など好調

【2023.05.22配信】インテージヘルスケアは5月22日、「2023年4月度 OTC医薬品(一般用医薬品) 市場概況」を公表した。それによると、2023年4月度のOTC市場は前年比110.2%で、過去5年間で最も高い実績となった。インバウンド店の貢献が大きい総合感冒薬などの薬効が好調だった。

データソースは同社の「SRI+」(全国小売店パネル調査)。
全国エリア、約6000店舗のドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアのPOSデータをオンライン収集しているもの。

■SRI+(全国小売店パネル調査)について
https://www.intage-healthcare.co.jp/service/research/otc/sri-plus/

それによると、2023年4月度のOTC市場は前年比110.2%で、5年指数は108.2。過去5年間で最も高い実績となった。
5年指数は、過去5年間の4月の販売金額の平均を100とした場合の指数。

引き続き総合感冒薬、鎮咳去痰剤、口腔用薬などの風邪関連薬効が対前年2桁増で、プラス貢献が大きかった。
インバウンド傾向該当店の貢献が大きい薬効も多い。
整腸薬の好調も続いている。

前年は花粉シーズンの立ち上がりが遅かったこともあり、当月の花粉飛散量が前年同月に比べ少なかったため、鼻炎関連薬効は対前年大幅マイナスとなった。

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