少林寺拳法の全国大会で準優勝を果たした石狩の高校生ペア。悲願の全国優勝を目指す2人を取材しました。
石狩南高校3年生の葛西穂乃さんと武田美咲さん。
3月に香川県で行われた全国高校選抜大会では2人1組で攻撃と防御のやりとりを披露する女子自由組演武で準優勝を果たしました。
(武田さん)「自分が思っていた通りの演武をすることができて2位になれたのかなと」。
2人は姉や兄の影響で、6歳の時、少林寺拳法を始めました。
(葛西さん)「(少林寺拳法は)一つ一つの動きに意味があって理にかなっている。(技を)相手にかけられたときが楽しい」。
中学2年の時に全国3位となり、その後、全国大会優勝を目指してきた2人。その目標を阻み続けてきたのが新型コロナの感染拡大でした。
(葛西さん)「中学3年生(の時)も全国1位を目指していたのに(大会がなくて)出られず、高校入ってからも(出場が)決まっていた大会に出られなかったことが大変だった」。
11年間指導してきた伊藤副院長は強さの要因をこう表現します。
(伊藤副院長)「貪欲ですね。『ここが納得いかない』と言いながら、お互いに『こうしよう』と声を掛けながらやっている」。
2人の次の目標は7月に旭川で行われる全国高校総合体育大会での優勝です。
(葛西さん)「(結果が)1位と2位だったら全然違う」。
(武田さん)「(全国選抜大会では)悔しい思いがいっぱいある。次は絶対に1位をとりたい」。