【DeNA】平良拳太郎「とにかく勝ちたい」 原点回帰で古巣に挑む

キャッチボールで調整する横浜DeNAの平良=横浜

 横浜DeNAの平良拳太郎投手(27)が今季3勝目を懸けて23日の巨人戦(東京ドーム)に先発する。ルーキーイヤーから16年まで巨人に在籍した右腕にとってはかつての本拠地のマウンドだが、プロ10年目でまだ白星を挙げられていない。平良は「いろんな思い出はあるけど、とにかく勝ちたい」と、自身3試合ぶりの勝利のために雑念を捨てて臨む。

 22日は横浜スタジアムでの投手練習に参加し、キャッチボールやダッシュなどで汗を流した。前回登板の14日阪神戦(甲子園)は、いずれも今季ワーストの3回1/3を8安打6失点でノックアウトされた。「真っすぐがコースにいかず、甘い球をホームランにされた」との反省から、特に直球の制球を強く意識して調整したという。

 右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰した今季。自身初登板から連勝して2勝を挙げたが、直近2試合は4失点、6失点と続けて打ち込まれた。「自分のピッチングは低めを使って抑えることだと思うので、もう一度見直したい」と、原点回帰して古巣に挑む。

© 株式会社神奈川新聞社