インテルが自国選手を積極補強へ? マロッタCEOが言及「イタリアのブランドを追求すべき」

写真:Getty Images

インテルの最高経営責任者(CEO)、ジュゼッペ・マロッタ氏が補強戦略について言及した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

浮き沈みが激しいシーズンを送りながらもチャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦へと駒を進めたインテル。13年ぶりのビッグイヤーを懸けた最後の一戦は欧州最強との呼び声も高いプレミアリーグ王者、マンチェスター・シティとの戦いになるが、是非ともカルチョの意地を見せてほしいところだ。

一方、現在のクラブ内部は今夏の補強に向けて慌ただしくしている時期。そんななかでイタリア『Radio Rai』のインタビューに応じたマロッタCEOは、獲得が噂される2選手への関心を認めている。

「スカルヴィーニとフラッテージ? 彼ら2人はとても興味深い若い選手だが、選手は他にもたくさんいる。カルチョというのは純粋に己の才能を表現できる舞台であり、多くのクラブが2人を追いかけているね。インテルがその1つであることを否定するつもりはないよ」

アタランタのDFジョルジョ・スカルヴィーニ(19)、サッスオーロのMFダビデ・フラッテージ(23)というイタリア代表選手2人に関心を寄せていると明言したマロッタCEO。続けてイタリアサッカー界の発展にも言及した。

「イタリアのブランドを強化する道を追求すべきだ。現時点でもイタリア人選手は素晴らしい価値を表現しているが、イタリアサッカー連盟(FIGC)と各クラブの連携は強化する必要がある。なぜなら、イタリアは才能の宝庫であり、この国の若い選手たちは欧州全土の同年代とも対等に渡り合えるのだからね」

「我々は自分たちが掲げるこのビジョンに沿って選手の獲得交渉に臨むべきだが、今は行き詰まっているというのも正直なところだ」

現スカッドには下部組織出身のMFフェデリコ・ディマルコを始め、MFニコロ・バレッラやDFアレッサンドロ・バストーニといった現役のイタリア代表選手が複数おり、在籍30人中11人が自国の選手で構成されるインテル。今夏は積極的に自国の選手を獲得したい思惑があるようだ。

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