U-20ワールドカップ、「マイナーな国々」の知られざるユニフォームを愉しむ

20日に開幕したFIFA U-20ワールドカップ。

世界的な強豪国だけではなく、マイナー国と呼ばれるA代表のW杯では見られないような小国・中堅国の存在もU-20大会の魅力の一部だ。

ここでは、そんなマイナーな国々が過去にU―20W杯で着用したユニフォームをご紹介したい。

グアテマラ

グアテマラ代表 2011 Umbro アウェイ ユニフォーム

大会:2011年(コロンビア)

ユニフォームファンの間でも認識が若干薄いが、この2011モデルがPumaからサプライヤー変更後の最初のキット。とにかく青の美しさに魅かれる一着だ。

UAE

アラブ首長国連邦代表 2009 Errea ホーム ユニフォーム

大会:2009年(エジプト)

adidasからErreaにサプライヤーを変更した最初のキットだが、A代表のユニとは半身の赤とグレーのグラフィックデザインが異なる。

ザンビア

ザンビア代表 2017 Mafro Sports ホーム ユニフォーム

大会:2017年(韓国)

緑を基調に赤・黒・オレンジのキットカラーはザンビア国旗そのもの。サプライヤーのMafro Sportsはシンガポールのスポーツブランドだ。

カナダ

カナダ代表 2002 adidas ホーム ユニフォーム

大会:2005年(オランダ)

脇のメッシュに懐かしさを覚えるデザイン。当時のカナダ代表ユニフォームは基本的に2002-04モデルと2004-06モデルに分かれるが、2005年大会ではなぜか02-04モデルを着用していた。

ベネズエラ

ベネズエラ代表 2008 adidas ホーム ユニフォーム

大会:2009年(エジプト)

画像では全く見えないが、前面にはエンブレムの大きな透かしプリント入り。ワイレッド系の色に金のパイピングとネームナンバーが鮮やかなスタイルだった。

ウズベキスタン

ウズベキスタン代表 2009 Puma アウェイ ユニフォーム

大会:2009年(エジプト)

Pumaと契約する各国のクラブ・代表チームで使われたテンプレート“V-Konstrukt”を使用したこのユニは、歴代ウズベキスタンでも人気の一着。カラーコンビネーションも絶妙だ。

タヒチ

タヒチ代表 2009 Lotto ホーム ユニフォーム

大会:2009年(エジプト)

ウェーブ状のグラフィックが特徴的なこのユニフォーム。一応2010モデルと呼ばれているものだが、U-20では9月から10月にかけて開催された2009年大会で着用している。

バヌアツ

バヌアツ代表 2017 Pasifika ホーム ユニフォーム

大会:2017年(韓国)

ユニ好きでも普段かなかお目にかかれないバヌアツのユニフォーム。デザインはマレーシア代表ユニに少し似た雰囲気がある。サプライヤーのPasifikaは、もしかしたらバヌアツサッカー連盟の自社ブランド的な存在なのかもしれない。

フィジー

フィジー代表 2017 Kappa アウェイ ユニフォーム

大会:2017年(韓国)

シャツ自体はごく平凡なKappaのテンプレートだが、独特のエンブレムが付くだけで異国感や辺境感がにじみ出る。青はフィジー国旗のメインカラー。

シリア

シリア代表 2005 Diadora ホーム ユニフォーム

大会:2005年(オランダ)

1990年代や2000年代におけるシリア代表のサプライヤー遍歴には謎が多く、正直よく分からない部分もある。00年代中盤以降は確かにDiadoraと契約していたが、このユニフォームがどの程度の期間で使われたのかは不明。

ノルウェー

ノルウェー代表 2018 Nike ホーム ユニフォーム

大会:2019年(ポーランド)

A代表のW杯出場は1998年が最後で、欧州選手権も2000年の1度だけ出場。U-20W杯も出場は3回。同じ北欧でもデンマークやスウェーデンに比べ影が薄いノルウェーは、ユニを目にする機会が少ないチームの一つだ。

国旗カラーのユニを着た2019年大会。チームはグループステージ敗退となるも、アーリング・ハーランドが得点王を獲得している。

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エルサルバドル

エルサルバドル代表 2013 Mitre ホーム ユニフォーム

大会:2013年(トルコ)

A代表が6月に日本とフレンドリーマッチを行うエルサルバドル。ユニフォームは2013モデルだが、実は基本的なデザインは2011モデルとほぼ同じだ。

相違点は前面で、2011モデルにはエンブレムの大きな透かしプリントをあしらっていたが、2013モデルにはそれが無い。

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