バルセロナ所属!U-20日本代表DF髙橋仁胡、アルゼンチン代表にはならずか 「日本代表だけしか考えてない」

FIFAU-20ワールドカップがアルゼンチンで開幕を迎えた。

日本代表は21日に行われたセネガルとのグループステージ初戦に0-1で勝利している。

17歳で今大会メンバーに抜擢された髙橋センダゴルタ仁胡は、現地アルゼンチンでも注目されているようだ。

名門バルセロナの下部組織に所属する彼は2005年生まれの17歳。生まれはスペインで、母親は日本人、そして、父親はアルゼンチン人だ。

『TyCSports』によれば、セネガル戦が行われたラプラタは父フェデリコさんの生まれ故郷でもあったそう。

フェデリコさんは、6歳だった1976年にアルゼンチンで軍事クーデターが発生したことでスペインに移住している。

仁胡はこの試合で父や親戚たちから熱烈な応援を受けていたとか。父フェデリコさんは「仁胡が私の生まれた街でプレーしているのは本当に嬉しい。すごく興奮した。(息子が将来的にアルゼンチン代表でプレーする可能性については)私はいつも今を生きなければいけないと言っている。今、そして、現実は日本が彼に賭けてくれていることだ。それはとても嬉しい」と話していたとのこと。

また、仁胡本人は試合後にこう話していたそう。

「ここにいられることを誇りに思います。サッカーを愛するアルゼンチンという国を少しでも知ることができたことも。

親族が見に来てくれて嬉しかったです。たくさん応援してくれましたし、こうなことは初めてでした。

僕らの目標は、ワールドカップ優勝です。それを成し遂げるために最後まで戦います。

その後はどうなるにしても、起きることになります。今は日本代表のことしか考えていません」

同紙では、「アルゼンチン代表としてプレーする可能性を閉ざした」と最後の発言について伝えていた。

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なお、初戦のプレーについては、「フル出場して素晴らしい守備の堅さを見せた。173cmと小柄ながら強さがあり、スピードを生かして素晴らしい攻撃的な展開ができる。何度もボックス内に侵入。また、左足も優れており、セットプレーもよく蹴る」と現地も高く評価している。

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