利き酒など多彩なプログラム 6月に豊後大野、竹田市の8蔵で「くらくらくら祭」【大分県】

キックオフイベントで、田園風景を眺めながらお酒とつまみを味わう参加者=豊後大野市千歳町新殿の藤居醸造
ワインの試飲を楽しむ参加者
酒蔵のこうじ室で仕込んだ米こうじを使ったみそ造りを体験

 【豊後大野・竹田】豊後大野、竹田両市にある日本酒、焼酎、ワイン、クラフトビールの計8蔵で6月の1カ月間、利き酒やおいしい飲み方教室など多彩な体験を楽しめる「くらくらくら祭」が開かれる。新型コロナウイルスの5類移行で観光マインドが広がる中、各蔵の魅力を発信し、観光客を呼び込もうと県豊肥振興局が初めて企画した。

 8蔵は豊後大野市の藤居醸造(千歳町新殿)、牟礼鶴酒造(朝地町市万田)、吉良酒造(緒方町下自在)、浜嶋酒造(同)と竹田市の萱島酒類(竹田町)、佐藤酒造(久住町久住)、久住ワイナリー(同)、くじゅう水泉郷地ビール村(久住町白丹)。

 各蔵は酒蔵のこうじ室で仕込んだ米こうじでみそ造りや、酒器で異なる日本酒のおいしい飲み方紹介といったオリジナルのプログラムを用意。他に▽好きな写真をラベルにする世界に一つだけの酒瓶作り▽コース料理1品ごとに合うワインの提供―なども。

 所要時間は1~2時間で、料金は2千~1万1千円。ハンドルキーパー用や、子ども料金を設定するものもある。

 18日に藤居醸造でキックオフイベントがあり、交流サイト(SNS)で影響力を持つ「インフルエンサー」やメディア関係者らがプログラムの一部に参加。利き酒や、リクライニングチェアに座り田園風景を眺めながら焼酎やビールとつまみを味わう体験などを楽しんだ。

 同振興局地域創生部の藤田勝久部長(52)は「蔵を知り、堪能できるプログラムばかり。両市に足を運び、地域の味覚や風景を満喫してほしい」とPRしている。

 申し込みは各蔵へ。問い合わせは同部(0974.63.1291)。

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