神埼の風景 思い思いに 県高校スケッチ大会

風景をスケッチする高校生=神埼市中央公民館周辺

 第76回佐賀県高校スケッチ大会(県高校文化連盟、県高校文化連盟美術・工芸専門部主催)が20日、神埼市中央公民館周辺で開かれた。一席の県高校美術連盟賞に川添眞実さん(唐津東高2年)、二席の県造形教育研究会賞に浦丸七美さん(同)が輝いた。

 大会はコロナ下で2年間は作品を集めて開き、昨年から現地開催を再開した。県内36校から昨年より68人多い431人の美術部員が参加し、思い思いの場所に座って、まぶしい陽光に照らされた新緑をスケッチした。

 佐賀女子高1年の早木紫音さんは盛り上がった葉を緑の濃淡で描き、中尾心さんは水彩絵の具のにじみを生かして淡い画面をつくった。櫛田宮の鳥居周辺を題材にした鳥栖工業高1年の片山碧さんは「手前にある木と奥に見える木を描き分けたい」と、無心に画用紙に向かっていた。(花木芙美)

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