セリエA 第36節 結果まとめ
5月19日から22日にかけて、セリエA第36節の10試合が行われた。
ヨーロッパカップ戦出場権争いが熾烈を極める中、2位だったユヴェントスはアウェイのエンポリ戦が行われる直前、不正会計疑惑に関連して勝ち点「10」が剥奪されることが正式決定。これにより勝ち点69の2位から勝ち点59の7位まで後退すると、エンポリ戦では前半に2点を奪われるなど大苦戦。結局1-4で大敗し、7位のままとなった。
インテルは王者ナポリとのアウェイゲームに挑んだが、41分にロベルト・ガリアルディーニがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり苦境に立たされる。後半には先制を許し、82分にロメル・ルカクのゴールで追いついたものの、終盤に2点を奪われ1-3で敗れた。
ラツィオはアウェイでウディネーゼと対戦。スコアレスで迎えた61分にチーロ・インモービレがPKを決めて1-0で勝利を収めたが、インモービレがPKを獲得したシーンが微妙な判定だったため物議を醸している。
ミランはすでに降格が決定しているサンプドリアとホームで対戦。開始9分にラファエウ・レオンのゴールで幸先よく先制すると、オリヴィエ・ジルーがハットトリックを達成するなど終始、相手を圧倒し5-1で快勝した。
これらの結果、現状で勝ち点68のラツィオが2位となり、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得が決定。3位は同66のインテル、4位は同64のミランとなっている。
アタランタはヴェローナに先制を許しながら、3点を奪い返して3-1で勝利。ローマはサレルニターナと対戦し、常に先手を取られる苦しい展開ながらなんとか追いついて2-2のドローに持ち込み、アタランタが勝ち点61で5位、ローマが同60で6位となっている。
モンツァはアウェイでのサッスオーロ戦に2-1で勝利し、8位に浮上。トリノ vs フィオレンティーナは1-1の引き分け、レッチェ vs スペツィアはスコアレスドローに終わっている。ボローニャは退場者を出しながらもクレモネーゼに5-1で快勝。敗れたクレモネーゼは1年でのセリエB降格が確定した。
[セリエA第36節 結果]
サッスオーロ 1-2 モンツァ
クレモネーゼ 1-5 ボローニャ
アタランタ 3-1 ヴェローナ
ミラン 5-1 サンプドリア(試合ハイライトはこちら)
レッチェ 0-0 スペツィア
トリノ 1-1 フィオレンティーナ
ナポリ 3-1 インテル(試合ハイライトはこちら)
ウディネーゼ 0-1 ラツィオ
ローマ 2-2 サレルニターナ(試合ハイライトはこちら)
エンポリ 4-1 ユヴェントス(試合ハイライトはこちら)