インテル、2戦連続完封勝利で13シーズンぶりのファイナル進出|チャンピオンズリーグ

準決勝2ndレグ結果

写真:ラウタロ・マルティネスのゴールで勝利したインテルが決勝へ進出 ©Getty Images

5月16日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのインテル vs ミラン戦がスタディオ・サン・シーロで行われた。

1stレグはインテルがエディン・ジェコとヘンリク・ムヒタリアンのゴールで2-0の完封勝利を飾り、有利に立った。そのインテルはジェコやムヒタリアンを始め、1stレグと同じ11名が先発。一方のミランはケガの影響で数試合を欠場していたラファエウ・レオンが先発に復帰。1stレグで負傷し今季絶望となったイスマエル・ベナセルの代役はブラヒム・ディアスが務めた。

勝ち上がるためには少なくとも2ゴールを奪わなければならないミランが序盤から果敢な姿勢を見せた。11分には高い位置でボールを奪ったサンドロ・トナーリが力強いドリブルで左サイドを突破してマイナス方向に折り返し、B・ディアスが右足で合わせたが、インテルのGKアンドレ・オナナがキャッチしゴールを許さない。38分にはR・レオンがDFをかわして左足でシュートを放つが、わずかにポストの外側に外れていった。

直後の39分、インテルはFKからジェコがヘディングシュートを放つが、ミランのGKマイク・メニャンがブロック。直後のCKの流れからラウタロ・マルティネスが左足でシュートを放ったが、これもクロスバーの上を越えていき得点ならず。前半はスコアレスで終了した。

迎えた後半も膠着状態が続いていたが、迎えた74分にインテルが均衡を破る。スローインの流れからルーズボールを拾ったロビン・ゴセンスが左サイドを駆け上がり、L・マルティネスとの連携でマークを外しながら中央のロメル・ルカクへ。今度はルカクとL・マルティネスがコンビネーションを発揮。ペナルティーエリア内でルカクがボールを保持して相手を引きつけ、リターンを受けたL・マルティネスが左足を振り抜くと、鋭いボールがメニャンのニアサイドを抜いてネットに突き刺さった。

主導権を握ったインテルは78分、自陣からのロングパスを受けたL・マルティネスが追加点を狙ったが、ここはメニャンがセーブ。90+2分にはピッチを広く使いながら相手を揺さぶり、ルカクが左足のシュートを放ったが、ここもメニャンが体でブロックした。

一方のミランは最後まで決定的な場面を作ることができず、1-0のままタイムアップ。2戦合計3-0で“ミラノダービー”を制したインテルが、優勝した2009-10シーズン以来13シーズンぶりとなる決勝進出を果たした。

決勝は6月10日、トルコ・イスタンブルのアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥで行われる予定となっている。

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