足立区 5期目 近藤区長に聞く

5月21日投票と開票が行われた足立区長選挙で、5回目の当選を果たした近藤弥生区長に中継でお話を伺っていきます。まずは今回の足立区長選挙の結果を振り返ります。

近藤区長:「選挙で訴えた、今後の足立区の安心と活力の実現にむけて、なお一層力を尽くしてまいります」

足立区長選は自民党・公明党が推薦した現職の近藤弥生さんが、共産党・社民党が推薦した新人の西山千恵子さんをおさえ、当選を果たしました。近藤さんは19万2767票を獲得。西山さんに約15万票の差をつけました。選挙戦で近藤さんは4期の実績とともに、防災や少子化への対策の強化を訴え、5期目の当選を果たしました。

近藤区長:「安定感があるというところに評価がいただけたと思っている。将来にむけた区の考え方も一定程度の評価がいただけたと考えている」

また投票率は42.79%で、前回の区長選と比べ0.1ポイント下回りました。

Q:近藤区長、5期目となる今後、最も力を注ぎたい政策は何でしょうか?

Q:5期目ということで組織の硬直化といったいわゆる「多選の弊害」を指摘する声も出てくるかと思いますが、多選への批判についてはどう応えていきますか?

Q:足立区の治安対策について伺います。
都内では最近、強盗事件が多発するなど、多くの自治体で治安の改善策が求められています。まずは足立区の現状を見ていきます。足立区では過去に刑法犯の件数が都内でワースト1位だったこともあり、区では「ビューティフル・ウィンドウズ運動」と銘打ち、自転車の盗難件数を減らす取り組みや、防犯カメラの増設、パトロールの強化などを進めてきました。その取り組みを経て去年、足立区が実施した区民への世論調査では、治安が良いと感じる人が64.5%、治安が悪いと感じる人が19.8%という結果が出ました。刑法犯の件数でみてみますと去年は都内でワースト3位で、空き巣などの侵入窃盗は、146件と都内で最も多いという結果となっています。近藤区長は私たちの取材に対しても「治安対策でやり残したことがある」と言ってましたが、今後はどのような対策をお考えなんでしょうか?

Q:子育て世帯への貧困対策、また犯罪の防止以外にも住みやすい街づくりを進める上で、子育て世帯への支援も大切だと思います。区が行った調査では生活困難世帯が全体の2割を超えているという結果が出ています。こうした世帯をどう支援していきますか?

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