国内屈指の防災体験設備で大震災で起こる危険を疑似体験して防災を学べる「本所防災館」

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は防災に役立つ情報を紹介する特別企画「TOKYO防災 A to Z」で、災害から身を守る方法を学べる国内屈指の防災体験設備が整う本所防災館について紹介しました。

◆TOKYO防災 A to Z #6 本所防災館

防災に役立つ情報を紹介する特別企画「TOKYO防災 A to Z」。
今回は、国内屈指の防災体験設備が整う本所防災館で、災害から身を守る方法を学びます。

美しい街並みと歴史ある文化が共存する、東京。
その発展の裏には、過去の災害によって培われた教訓を活かした街づくりがあります。
そして、その歩みは未来へ。備えよう、100年先も、安心と安全を守るために。

頻発する自然災害に備え、東京都が想定する五つの危機。
今回のテーマは、地震への備えです。

(白戸ゆめのキャスター)「東京都墨田区にある、本所防災館。この施設では、地震が起きた後に発生する火災から身を守るための疑似体験ができます」

まず体験するのは、煙体験コーナー。
ここでは、火事で煙が発生した部屋から安全に避難するための行動を体験できます。

(本所防災館 田中雪江館長)「では、実際にそこの扉から入って、避難をしてみて下さい」

人体には影響のない人工の煙を使っていますが、臨場感はまさに災害現場。

(白戸ゆめのキャスター)「(体験コーナーへ入場)うわっ、すごい煙」

火災の煙は上に滞留するため、低い姿勢で避難します。

(白戸ゆめのキャスター)「視界は霞んではくるんですけど、下の方が視界は良好だ。誘導灯がありました」

避難口や避難方向を指示する誘導灯を見落とさないように注意しましょう。
火災で停電しても、内部のバッテリーで、20分ほどは点灯しています。

(白戸ゆめのキャスター)「出られた。ひたすら屈みながら、手を壁に添えて進んできました」

(本所防災館 田中雪江館長)「一度、"こちらの手”と決めたら、壁に添える手を変えない。途中で変えてしまうと分からなくなってしまう。右手だったら右手でずっと壁を触り続けて逃げ道を見つけるということに気をつけていただく」

続いては…。

(本所防災館 田中雪江館長)「地震体験コーナーです。今日は関東大震災の揺れを体験してもらおうと思います。震度7相当の揺れです」

関東大震災の揺れとは…。

(白戸ゆめのキャスター)「(揺れを体験)わー、ちょっと待って…収まった? マットの境目とか、何か捕まるものがないと、もうどうすることもできなかったです」

周りに身を隠す場所がないときは、頭や首、手首などの急所を守るように、「ダンゴムシのポーズ」で身を伏せて、揺れが収まるのを待ちましょう。

この他にも、消火器の使い方を学びながら、映像の火を消化するコーナーや、訓練用の人形を使って心肺蘇生法などの応急手当ができるコーナーなど、いざというときに役立つ訓練も行えます。

身をもって学んだことが、いざというとき、災害から命を守る備えになります。

都では、100年先も安心な都市を目指して、「TOKYO強靭化プロジェクト」を策定しています。
詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。

関連リンク
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/kyoujinkaproject/

番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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