
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、韓国の専門家らでつくる視察団が23日、第1原発を訪れ、現地視察に入った。23、24日の2日間かけて、東電や経済産業省の説明を受けて測定確認用設備や放出設備などを視察し、科学的根拠に基づき安全性を確認するとしている。
韓国の視察団は、原発や放射線分野の専門家ら計21人で構成し、原子力安全委員会の劉国熙委員長が団長を務める。22日に日本側と視察項目や資料の準備状況について打ち合わせたほか、現地視察後の25日には総括的な会合を予定している。
西村康稔経産相は23日の閣議後記者会見で「丁寧に、数字なども含めて説明したい。」と表明した。