炎鵬休場 ヘルニア、幕下陥落の危機

炎鵬

 大相撲の西十両3枚目、炎鵬(28)=金沢市出身、金沢学院大OB、宮城野部屋=が夏場所10日目の23日、日本相撲協会に休場届を提出した。今場所はここまで9戦全敗で、このまま再出場しなければ幕下陥落の可能性が出てくる。

 炎鵬は「頸部(けいぶ)椎間板ヘルニアで約3カ月の加療を要す」との診断書を提出した。休場は新型コロナウイルス関連の2021年秋場所以来で3度目。10日目の対戦相手、天空海は不戦勝となる。

 炎鵬は2018年3月に新十両となり1場所で幕下に落ちたが、同年9月に十両復帰。その後は約5年間関取の座を守ってきた。

 この日は、西十両9枚目、千代の国(32)=三重県出身、九重部屋=も「両膝半月板損傷、左変形性膝関節症」との診断書を提出し、休場が決まった。9戦全敗で幕下転落が確実。

 今場所の十両以上の休場者は小結若隆景、幕内高安、遠藤(穴水町出身、金沢学院大附高OB、追手風部屋)に続いて5人となった。

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