沼津市の老人ホーム“不適切な身体的拘束”で改善命令(静岡県)

静岡・沼津市の老人ホームで高齢者8人が“不適切な身体的拘束”をされていたことが分かり、市が「改善命令」を出した。

改善命令を受けたのは沼津市岡宮の「フレミア」が運営する「老人ホーム「フレミアこがね」。沼津市は「不適切な身体的拘束をしている」との通報の受け、2022年12月立ち入り検査を実施した。その結果、施設では、高齢者8人に対しおむつを勝手に外さないようにするため、指が分かれていない手袋や「つなぎ」を着せたり、ベッドを柵で囲むなど、所定の手続きを経ずに「身体的拘束」をしていたという。市はこれまでにも2度、“不適切な拘束”があったとして、施設に「是正勧告」を出していたが改善がみられなかったという。施設側は「介護が大変な人がいるので勝手なことをしないように拘束した」と説明しているという。

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