ステファン・ウィルソン、インディ500プラクティスのクラッシュで骨折し決勝レースを欠場

 第107回インディアナポリス500マイルレースに参戦しているドレイヤー&レインボールド・レーシングのステファン・ウィルソンは、22日のプラクティス走行でクラッシュを喫し、腰を負傷。インディ500を欠場することとなった。

 スポット参戦でインディ500に参加しているウィルソンは、予選を25番手で通過。決勝に向け、22日のプラクティス走行に挑んだ。

予選を25番手で通過したステファン・ウィルソン

 しかし、セッション途中にターン1でキャサリン・レッグ(レイホール・レターマン・ラニガン)とクラッシュを喫し、両者はSAFERバリアに接触。レッグはそのままコースを下りターン2のバリアに再びぶつかるビッグアクシデントとなった。

 レッグは自力でクルマから脱出し検査も問題なかったが、ウィルソンは自力でクルマから出ることはできず、セーファーチームによって救出。意識はありそのまま検査のため病院へと搬送される。

 チームの発表によると第12胸椎を骨折、さらなる検査と観察のため一晩入院する。クラッシュによる負傷でインディ500決勝レースの出場は断念せざるを得なくなったウィルソン。チームは今後に関しての発表を後日行う予定だ。

キャサリン・レッグとクラッシュを喫するステファン・ウィルソン

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