立候補した女性の8割が当選した一方で、新人男性の2人に1人が落選 統一地方選挙の独自集計データを世界最速でお届け!

選挙ドットコムは、全国の選挙管理委員会の公表資料をもとに、独自に性別、年齢、「現職・元職・新人」の区分ごとにクロス集計しました。4年に1度、全国の首長と地方議員の選挙が全国で一斉に行われる統一地方選挙は第20回目を迎えましたが、若手や女性の政治進出が少しずつ進んでいることが浮き彫りとなりました。

新人の場合、男性よりも女性候補が強かった

男女別の当選率をみると、男性が76.4%、女性が82.0%となりました。「現職・元職・新人」の区分別と掛け合わせるとどうでしょうか。

最も当選率が低かったのが「男性×新人」で49.3%で、2人に1人が厳しい戦いとなったようです。反対に「女性×新人」は67.0%でした。9割超えの「男性×現職」「女性×現職」にはおよばないものの、「男性×元職」を上回る結果に。初挑戦であれば、男性よりも女性の方が「選挙に強い」傾向が見えてきました。

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選挙には「40までに立つ」べき、その理由とは?

年齢と「現・元・新」区分ごとにみると、40代が分岐点になることが見えてきました。「20、30代×新人」当選率が6割超えの一方で、「40代×新人」では6割を下回り、「70代×新人」では32.4%まで落ち込む結果となりました。

転職と同じく、選挙も「40までに立つ」方が有利なようです。

一方で、現職はどの年代でも当選率9割超えの底堅い強さを見せました。

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