
【キーウ共同】ウクライナ侵攻に加わるロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は21日、ワグネル部隊を6月1日までに前線から完全撤退させ、2カ月間にわたって再編と再武装、再訓練を行うと表明。米シンクタンクの戦争研究所は22日、ウクライナ軍が準備する大規模反攻の際、ワグネルがほぼ不在になる可能性があると指摘した。
プリゴジン氏は20日、ワグネル部隊がウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトを制圧したと表明。制圧地を軍に引き渡し、25日に部隊を撤退させるとしていた。
戦争研究所は、ワグネル部隊の代わりに、訓練が不十分なロシア軍部隊が戦線に配置される可能性が高いと分析した。