“三世代”の薬学イベント開催/薬学生・若手薬剤師・ベテラン薬剤師が一同に会し「系譜紡ぐ」

【2023.05.24配信】2023年5月28日(日曜)10:00~18:00(途中入退室自由)に、薬学生・若手薬剤師・ベテラン薬剤師が一同に会する“三世代”型の薬学オンラインイベントが開催される。薬局企業で在宅医療に従事したのち、現在は慶應義塾大学大学院に在学し公衆衛生を学んでいる日髙玲於氏が代表を務める薬剤師の有志団体「CoHoPe」が企画、主催するもの。

2023年5月28日10:00~18:00(途中入退室自由)に、薬学オンラインイベント「薬学生と薬剤師が、本気で語り合う 薬系100人年会 理想と実践の医療政策~薬剤師の未来を創るために~」が開かれる。主催は薬剤師有志団体の「CoHoPe」。薬学生や薬剤師を対象に、理想や実践の取り組みを共有し、医療政策の重要性や薬剤師の未来について共に語り考えるイベント。

今回のイベントでは薬学生・若手薬剤師・ベテラン薬剤師という“三世代”が一同に会すことが特徴。主催する「CoHoPe」代表の日髙玲於氏は企画の背景として、「薬剤師の未来を創るには、課題の最前線で向き合う現場の薬剤師の声を聞き、同じテーマを持つ人たちと世代を超えて議論し、志を紡ぐことが重要だと思いました」と指摘。「薬学生・若手薬剤師・先輩薬剤師に3世代が同じセッションで議論するというのは、今までにないチャレンジ」だとし、「世代を超えるからこそ、系譜を受け継ぎ、次の世代に紡がれていくと思います」と思いを語っている。

“ベテラン”“若手”の薬剤師としては、飯島伴典氏(イイジマ薬局・木町薬局 取締役 上田市議会議員)や川名三知代氏(こどもの医療課題を社会に届ける薬剤師)、鈴木怜那氏(女性と子どもの健康をサポートする薬剤師/一般社団法人SRHR pharmacy PROject 代表)など、薬剤師業界でも話題のメンバーが集う。

イベント詳細は以下の通り。
申し込みは以下サイトより。
https://cohope2023.peatix.com/
参加費は「一般参加チケット」が2000円、「学生参加チケット」は無料(※社会人大学院生除く)。

<イベント詳細>
「当日スケジュール」
◎開会式 10:00〜10:20
◎年会長スピーチ 10:20〜10:50
日高玲於 (CoHoPe第1年会 年会長)

◎開幕講演 11:00〜12:00 「薬剤師道」
飯島伴典氏(イイジマ薬局・木町薬局 取締役 上田市議会議員)

◎ランチタイムイベント1-12:10〜12:50 患者志向「患者×学生×医療者の多視点での対話~私たちが考える”情報ギャップ”解決のカギ~」
鈴木信行氏(患医ねっと代表)
松井基浩氏(東京都立小児総合医療センター 血液・腫瘍科)
栗城和拓氏(Links-mil運営薬学部6年)
井上真生香氏(Links-mil運営薬学部2年)
★医療者と患者との間で生まれる情報ギャップ。
活動を通して「患者視点」を得たLinks-milの薬学生そして、患者、医療者の3つの視点・立場から、
医療の質向上や情報格差の解決に向けてディスカッションしていきます。

◎ランチタイムイベント2-12:10〜12:50 多職種連携「薬×栄養×歯×ST〜学生が考えるチーム医療とは〜」
栗原百萌氏(薬学科5年)
政清莉穂氏(コミュニケーション障害学科4年)
平野大貴氏(歯学部5年)
森山なつみ氏(栄養学科卒)
★薬学、栄養、歯科、言語聴覚士の4領域それぞれの領域で熱意を持って勉強をしている立場からディスカッションします。
お互いがどんなイメージを持っているのか、職業の魅力、チーム医療の考え方や思いなどを共有できる時間を目指します!

◎セッション1-13:00〜15:00 地域医療「つなぐ・つながる地域と未来」
長塚健太氏(中央薬局)
近藤敬太氏(藤田医科大学/豊田地域医療センター)
山崎瑞季氏(岐阜大学医学部附属病院薬剤部)
水谷朋加氏(名城大学薬学部6年)
★学生から考える地域医療をシェアしたのち、地域医療の先駆者からその実践や現時点の課題を提供します。
総合討論で、プレゼンターとフロアを巻き込んで、今後の課題と解決策を考えていきます!

◎セッション2-13:00〜15:00 SRHR「“もやもや”から始めよう、私たちのSRHR(性と生殖の健康と権利)とは」
鈴木怜那氏(女性と子どもの健康をサポートする薬剤師/一般社団法人SRHR pharmacy PROject 代表)
船津裕子氏(婦人科クリニックで相談室を開室する薬剤師)
岡本翔佑氏(日本で働く外国人をサポートする薬剤師/株式会社MORI PHARMACY代表取締役)
辻井咲夏氏(薬学部5年生)
伊藤瑞希氏(薬学部6年生)
小野竜誠氏(薬学部6年生)
★生きていて感じる、性にまつわる「もやもや」。
この「もやもや」を起点にし、SRHRの文脈で“薬剤師・薬学生として”どう考えるのがよいのか、“薬剤師・薬学生として”どうサポート出来るのか、参加者全員でよりよい解を導いていきます。

◎セッション3-15:30〜17:30 小児医療
川名三知代氏(こどもの医療課題を社会に届ける薬剤師)
鹿児山星那氏(こどものいのちと笑顔を守りたい薬学生)
栗城和拓氏(こともの繋がりと可能性を広げたい薬学生)

◎セッション4-15:30〜17:30 薬学教育「薬学教育の過去・現在を見つめ、薬学の未来を描く」
平井みどり氏(神戸大学名誉教授)
角山香織氏(大阪薬科大学薬学部臨床薬学教育研究センター 専門教授)
沖山里咲氏(6年制卒病院薬剤師)
馬越春莉氏(東京薬科大学薬学部2年)
薬学教育は薬学と薬剤師の未来を築く土台です。
★本セッションでは、6年制度設計に携わった薬剤師、薬学部教員、現役薬剤師、現役薬学生の異なる4つの立場の登壇するプレゼンターとともに、理想の薬学教育・その実現に必要なことを、会場参加型で議論します!

(※12:10~17:30のコンテンツは2企画同時進行)

◎閉会式 17:40~18:00

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