久光製薬(鳥栖市、中冨一榮社長)は、主力製品「Salonpas(サロンパス)」の販売シェアが、一般用医薬品市場の鎮痛消炎貼付剤部門で7年連続、世界一に認定されたと発表した。
サロンパスは世界40カ国以上で年間391億円(2023年2月期)を売り上げている。英国の国際市場調査会社ユーロモニター社が3、4月に中国、米国、インドなど13カ国・地域を対象に、メーカーや卸売業者、小売店に聞き取り調査などを行い、販売シェアを算出した。
認定証授与式が17日にオンラインであり、ユーロモニター社の調査責任者ショーン・クライドル氏から、7年連続でシェア世界一について中冨社長に伝えられた。久光製薬の広報担当者は「さまざまな商品をお客さまにお届けすることで、世界の人々のQOL(生活の質)向上に貢献していく」とコメントした。
サロンパスは肩こりや筋肉痛の消炎剤として1934年に販売が始まり、今年で海外への輸出開始85周年を迎えた。(草野杏実)