茨城・龍ケ崎のAIメカテック オプトランと合弁 成長分野で受注拡大へ

液晶や有機ELパネル、半導体関連装置を製造販売するAIメカテック(茨城県龍ケ崎市、阿部猪佐雄社長)は23日、光学装置メーカーのオプトラン(埼玉県)と合弁会社を設立すると発表した。両社が持つ技術を組み合わせて光学ガラス精密加工装置の開発、製造などを行い、市場拡大が見込まれるメタバース関連機器部品といった成長分野での受注拡大を図る。

合弁会社「ナノリソティックス」(同県鶴ケ島市)は資本金が3億円(資本準備金含む)。うち、オプトランが2億円、AIメカテックが1億円を出資。代表はAIメカテックの阿部社長が務め、7月3日の会社設立を予定。当面は海外への出荷を見据える。

AIメカテックによるとタイムリーに市場に製品を供給できる体制を強化し、新たな事業機会の創出に取り組んでいくとした。

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