「吹奏楽やろうぜ!」 リーゼント先生企画 佐世保・島瀬公園で4団体が演奏

中村さんの指揮で演奏を披露する長崎短大吹奏楽部のメンバーたち=佐世保市、島瀬公園

 「リーゼント先生」の愛称で知られる中村明夫さん(50)が手がけるイベント「島瀬公園で吹奏楽やろうぜ!」が20日、長崎県佐世保市島瀬町の島瀬公園で開かれ、来場者らは4団体の演奏を楽しんだ。
 中村さんは県立佐世保東翔高などで26年音楽教諭を務め、今年4月から長崎短大の准教授に就任した。「世代や地域を超え、生涯にわたって音楽を続けていける街づくりがしたい」と開催。中村さんが指導している同短大吹奏楽部と大造(だいぞう)ブラスバンド(大島造船所吹奏楽部)、清峰高吹奏楽部に加え、ゲストで活水高吹奏楽部が出演した。
 同短大吹奏楽部は、「ミッキーマウスマーチ」や「シング・シング・シング」など4曲を披露。軽快な音楽で来場者を楽しませた。東翔高出身で同短大1年の馬込拓海さん(18)は「まさかの明夫先生4年目。久しぶりの演奏で楽しかった。短大生活のいいスタートが切れました」と笑顔。中村さんは「授業とバイト、仕事と家庭を両立しながら音楽を楽しむ学生、大人はたくさんいる。今日の演奏を見て、生涯音楽を楽しんでいけるんだということを知ってもらえたら」と話した。

© 株式会社長崎新聞社