3月まで放映されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ！」の舞台の一つ、長崎県五島市の「舞いあがれ！五島推進協議会」は22日、市役所で本年度の総会を開き、ロケ地マップの作成など引き続きPR活動を展開することを決めた。
同協議会は五島市や長崎県、観光関連団体などで構成。昨年10月からの放映に合わせ、市内各地でのぼり旗の掲示や観光客向けの飲食店パンフレット作成など、機運醸成や受け入れ態勢の整備に取り組んできた。
総会では、新上五島町と連携したロケ地マップの作成や、同じく舞台となった大阪府東大阪市でのイベント協力など、本年度の事業計画を決めた。市は放映期間中の観光動向を報告。昨年12月の観光入り込み客数が新型コロナ禍前の2019年の同月比9割超まで回復し、2月は前年同月比約2倍に増えるなど「非常に大きな追い風が吹いた」と説明した。
会長の境目権二・市観光協会会長は「放送を通じ再認識した五島の食、歴史、風景などの資産を活用し、より多くの人に来てもらえるよう努める」と述べた。
