G7広島サミットで各国の首脳が献花した平和公園（広島市）の原爆慰霊碑には、死没者名簿が納められています。梅雨を前に24日、風を通す作業が行われました。
死没者名簿の「風通し」は、毎年5月の第3水曜日に行われていますが、ことしはサミットのために1週間遅らせました。
職員が原爆慰霊碑の前に名簿を並べ、ていねいめくって風を当てました。
名簿は123冊で、33万3907人の名前などが記されています。
広島市 原爆被害対策部 住田達哉 課長
「各国首脳がそろって慰霊碑に献花し、黙とうを捧げた。より多くの人が核廃絶の思いや平和を世界に広める取り組みにつながればと思う」
６月初めからは、去年の8月6日以降に亡くなったり、新たに死亡が確認されたりした被爆者の名前が名簿に記され、8月6日に慰霊碑に納められる予定です。
