2022年の第72回ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、日本では第1回新潟国際アニメーション映画祭のコンペ部門で上映されたオランダ発のパペット・アニメーション「愛しのクノール」が、7月7日より劇場公開されることが決まった。
「愛しのクノール」は、お誕生日プレゼントが“子豚”だった少女に巻き起こる騒動を描いた作品。まもなく9歳になる少女バブスは、誕生日プレゼントに欲しかった子犬のかわりに、祖父から子豚をプレゼントされる。最初は不満だったバブスだったが、子豚にクノールと名前をつけ一緒に過ごすうちに、かけがえのない存在になっていく。しかし、祖父が子豚をプレゼントした理由には、恐ろしい秘密が隠されていた。
監督はイギリス系ロックバンド「ザ・プロディジー」の奇怪なミュージック・クリップ 「WILD FRONTIER」を手掛けたことでも知られるマッシャ・ハルバースタッド。出会いと家族愛の大切さを再認識してほしいと、インタビューで語っている。
日本語吹替版では、声優初挑戦となるガールズ・バンド「SILENT SIREN」のメンバー（すぅ、ゆかるん、あいにゃん）が、主人公の少女とその母親、肉屋のお客さんを演じている。ほかに、ちょっと危ないおじいちゃん役に泉谷しげる、気弱な父親にユージ、友人役に新人の知念明希保が名を連ね、杉田智和や森本73子らの声優陣が脇を固める。
【作品情報】
愛しのクノール
2023年7月7日（金）より、＜日本語吹替版＞ T・ジョイPRINCE品川ほか T・ジョイおよびイオンシネマ系劇場にて全国公開
配給：リスキット 配給協力：Cell Inc
©2022 Viking Film,A Private View
