広瀬すずが豪快牛丼でおもてなし 缶ビール片手にクールな姿も 「水は海に向かって流れる」本編映像

2023年6月9日より劇場公開される、田島列島の同名漫画の映画化作「水は海に向かって流れる」から、大西利空演じる高校生・直達が、いつもクールでちょっと不機嫌なOL・榊さん(広瀬すず)に連れられ、初めてシェアハウスにやって来たシーンの、本編映像が公開された。

ぶっきらぼうに「座って待ってて」と直達に言いながらも、慣れた手つきで玉ねぎを切り、鍋に麺つゆ、玉ねぎ、最高級の和牛を大胆に投入して煮込み、さっと牛丼を振る舞う榊さん。この牛丼は、シェアハウスの住人たちの間では、榊さんが振る舞う定番の“おもてなし料理”として知られており、アメリカ先住民の言葉を借りて“ポトラッチ丼”(ポトラッチとは先住民の言葉で「贈り物」の意)という愛称が付けられている。

シェアハウスに足を踏み入れたばかりで緊張気味だった直達だが、ポトラッチ丼を食べて思わず「うまっ!」と言葉をもらし、榊さんがいることを一瞬忘れるほど夢中になって食べ、笑みがこぼれる。ふとわれに返り「おいしいです。この牛丼。この肉最高です」と榊さんに言うと、「そう、あ、牛からは育ててないけど」と、榊さんは缶ビール片手にクールに言い放つのだった。

教授(生瀬勝久)が趣味で集めている海外のお土産など、家中に飾られている個性的な雑貨やインテリアといった、カラフルなシェアハウスの内部も見ることができる。

「水は海に向かって流れる」は、ある雨の日の思いがけない出会いから始まる物語。過去の出来事から心を閉ざし、「恋愛はしない」と宣言し、日々を淡々と過ごす26歳のOLである榊千紗(さかき・ちさ)を描く。シェアハウスに住むいつも不機嫌そうな榊千紗を演じるのは広瀬すず。2023年唯一の単独主演映画で、「ここまでクールで、感情が掴みにくい役は初めて」と自ら語る難役に挑む。メガホンをとるのは、「そして、バトンは渡された」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」などの前田哲監督。人と人が向き合う過程を優しく描き、心の揺れ動きやあふれ出る感情を描き出す。

【作品情報】
水は海に向かって流れる
2023年6月9日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

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