ヤンキースがサヨナラで5連勝 先発コールは5失点も通算2000K達成

【オリオール5-6×ヤンキース】延長10回タイブレーク@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースは序盤に許した4点のリードを追いつくと、再び1点をリードされて迎えた9回裏にはアーロン・ジャッジの14号ソロで試合を振り出しに戻す。最後は延長タイブレークをアンソニー・ボルピーのサヨナラ犠牲フライで制してオリオールズに6対5で勝利し、連勝を5に伸ばした。ヤンキース4番手のマイケル・キングが1勝目(1敗)をマークし、オリオールズ5番手のブライアン・ベイカーに2敗目(3勝)が記録されている。

熱戦となったア・リーグ東地区2位オリオールズと3位ヤンキースの対決で、最初に主導権を握ったのはオリオールズだった。1回表にアダム・フレイジャーのタイムリー二塁打で先制すると、3回表にはセドリック・マリンズ、4回表にはガナー・ヘンダーソンのホームランが飛び出し序盤に4点のリードを奪う。しかし、ここからヤンキース打線も反撃。ハリソン・ベイダーの5号ソロで4回裏に1点を返すと、5回裏に打線が繋がり2本のタイムリーと犠牲フライで同点に追いついた。

それでも勝率メジャー2位を誇るオリオールズは6回表に再び勝ち越すと、自慢の継投リレーに持ち込み勝ちパターンに入る。しかし、オリオールズが勝利目前まで迫った9回裏にジャッジが起死回生の同点ソロを放つと、青写真を打ち砕かれ流れを失ったオリオールズは10回表の攻撃も上位打線が三者凡退に倒れてしまい、最後はルーキーのボルピーにサヨナラ犠牲フライを許してしまった。

なお、この試合に先発登板したヤンキースのゲリット・コールは6回途中5失点と苦しいピッチングながら、2回表にホルヘ・マテオから奪った三振で史上87人目の通算2000奪三振を達成。278試合目での達成は、ランディ・ジョンソン(262試合)、クレイトン・カーショウ(277試合)に次ぐ史上3番目に早い数字となった。大記録を好投で飾ることはできなかった現在32歳のコールだが、2度の奪三振王に輝き今季もここまでリーグ5位の70Kをマークする剛腕がどこまでその記録を伸ばすのか今後も注目だ。

The post ヤンキースがサヨナラで5連勝 先発コールは5失点も通算2000K達成 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.