「何のためにやった」町民憲章書かれた鉄塔塗りつぶされる 町長が発見、現場にはしごも=静岡・南伊豆町

静岡県南伊豆町の県道沿いに設置されている町民憲章が書かれた三角柱の鉄塔が、1面だけ青く塗りつぶされていたことが分かりました。町は、警察に被害届を出すことを検討しています。

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町民憲章が塗りつぶされた鉄塔

鉄塔は約5メートルの高さで南伊豆町下賀茂の前原橋交差点の脇に町が1986年頃に設置したものです。

三角柱の3面には、いずれも同じ町民憲章「湯けむりのように高く仰ぐ文化のまちをつくりましょう。」が記されていました。しかし、このうちの一つの面だけが、青いスプレーのようなもので塗りつぶされているのが見つかりました。

見つけたのは南伊豆町の岡部克仁町長で、5月19日朝、児童の見守りを行うため、前原橋交差点に向かっている途中で塗りつぶしに気づいたということです。

県道には面していない反対側の1面が塗りつぶされていたため、気づかなかった町民が多かったようです。

(町民)

「分かんなかったですね、近くに住んでいるんですけど。何のためにやったんだろうなとは思いますよね」

町長が確認した時、鉄塔にははしごが立てかけられたまま残されていて、何者かがこのはしごを使い、スプレーのようなもので1面だけ塗りつぶしたとことも考えらえるという事です。

南伊豆町は下田警察署と相談していて、今後、器物損壊の疑いで被害届を出すことを検討しています。

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