旧統一教会の相談数公表へ 消費者庁、開示姿勢を継続

本部が入るビルに付けられた「世界平和統一家庭連合」の文字=東京都渋谷区

 各地の消費生活センターに寄せられた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関する2022年度の相談件数について、消費者庁が近くホームページ上で公表する方針であることが24日、関係者への取材で分かった。件数は数百件とみられる。個別の団体の相談件数を公表するのは異例だが、同庁は昨年9月、「公益性がある」として過去約10年(12年度~22年度上半期)の件数を発表しており、旧統一教会に関しては、積極的な公表を継続する方針とみられる。

 昨年9月に発表した過去約10年の相談件数は計1165件。このうち、22年度の上半期の相談件数は約280件だった。

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