今冬の高波で崩壊した宝達志水町出浜の千里浜なぎさドライブウェイ進入路で25日、道路の復旧工事が始まった。道路の勾配を緩やかにすることで高波による被害を軽減し、7月下旬の完成を見込む。
崩れたのは町道柳瀬出浜線で、1月の高波で路面に亀裂が入って崩れ落ち、車が通れない状況が続いている。町は3月に国の災害査定で復旧費を確保し、大型連休明けから崩れた道路の撤去作業を進めてきた。工事費は約3千万円。
宝達志水町は出浜、今浜、柳瀬、敷波の4カ所にある海岸進入道路を管理しており、2021年2月には柳瀬口でも進入路が崩れて県が新しい道路を整備した。町地域整備課の担当者は「夏の行楽シーズンに間に合いそうで良かった」と話した。