厚木の黄金井酒造、全国新酒鑑評会で金賞 3年連続は神奈川初の快挙

3年連続で金賞を受賞した「大吟醸盛升」を手にする醸造長の飯塚栄治さん=厚木市七沢の黄金井酒造

 全国の酒蔵が日本酒のできばえを競う全国新酒鑑評会(酒類総合研究所、日本酒造組合中央会主催)の結果が24日発表され、神奈川県内の酒蔵では唯一、黄金井酒造(厚木市七沢)が金賞を受賞した。同社の金賞は3年連続で、県内初の快挙。

 全国では394点が入賞し、このうち218点が金賞に選ばれた。

 黄金井酒造で金賞になったのは「大吟醸盛升(さかります)」。大吟醸酒は酒米を削り、残った中心部分の50%以下で造るという規程がある中で、同社の大吟醸盛升は、兵庫県産の酒米・山田錦を38%にまで精米して造る。フルーティーな香りとすっきりなめらかな口当たりが特徴とされる。

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