武雄の「ほたる観賞バス」運行前に研修 旅館関係者ら30人参加

ホタルの観賞ポイントを確認する旅館・ホテルの関係者=武雄市武内町真手野

 武雄市内のホタルの名所を案内する「ほたる観賞バス」の運行開始を前に、同市観光協会(山下裕輔会長)は22日夜、市内の旅館、ホテル関係者向けの研修会を開いた。バスに試乗してホタルの観賞ポイントを訪れ、観光客にどんな点をアピールするかを確認した。

 鑑賞バスは25日に運行を始める。研修会には旅館、ホテルの接客担当者やボランティアガイドら約30人が参加し、山下会長が「新幹線の開通で東日本から訪れる人も増えた。武雄じゃないとできないようなサービスを、たくさん提供しよう」と呼びかけた。

 黒牟田焼とホタルを楽しむ「黒牟田コース」と、保養村でホタルの乱舞を観賞する「保養村コース」があり、黒牟田コースでは丸田宣政窯で焼き物の展示販売も楽しめる。窯主の丸田延親さんは「この時期は星空とホタルの光がとても幻想的な雰囲気を醸し出す。素朴な黒牟田焼と一緒に楽しんでほしい」と見どころを紹介した。

 観賞バスは市内宿泊者を対象に、事前予約制で実施する。参加無料。午後7時から8時ごろまでに出発し、所要時間は60分から90分程度。黒牟田コースは25日~6月7日、保養村コースは27日~6月9日に運行する。

 ウェブサイトで乗車予約や運行状況の確認ができる。問い合わせは市観光協会、電話0954(23)7766。(澤登滋)

乗車予約ができる武雄市観光協会のウェブサイト

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