岩手県議選に56人出馬の意向 告示まで3カ月、定数は48

 任期満了に伴う岩手県議選(定数48)は8月25日の告示まで3カ月となった。岩手日報社の調べでは24日現在、立候補の意向を固めているのは現職39人、元職3人、新人14人の計56人。九戸、大船渡、陸前高田の三つの1人区を解消し、16選挙区を14に再編した新たな区割りで行われる。現時点で選挙戦が確実なのは6選挙区。各党派が水面下で擁立作業を進めており、構図は流動的だ。

 立候補予定者は男性47人、女性9人。党派別は自民19人(うち推薦2人)、立憲民主14人(同4人)、維新1人、公明1人、共産3人、国民民主2人(同1人)、社民1人、参政1人、無所属は21人。

 現職のうち自民の工藤勝子(遠野・5期)、立民の伊藤勢至(宮古・7期)、無所属系の政治団体・いわて県民クラブの工藤勝博(八幡平・4期)の3氏は今期限りでの勇退を予定。自民の米内紘正氏(盛岡・1期)は衆院岩手1区支部長の公募に名乗りを上げ、無所属の小野共氏(釜石・4期)は釜石市長選に出馬するため、それぞれ次期県議選には出馬しない。工藤大輔氏(九戸・6期)は態度を明らかにしていない。

 現時点で盛岡(定数11)、久慈(同2)、奥州(同5)、紫波(同2)、大船渡・陸前高田(同2)、八幡平(同2)の6選挙区で選挙戦が確実な情勢となっている。

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