何もかも失い最愛の息子に会いに行く母親 息子に距離を置かれてしまう 「トゥ・レスリー」本編映像

2023年6月23日より劇場公開される、アメリカで単館公開から第95回アカデミー賞での主演女優賞ノミネートを果たした映画「To Leslie トゥ・レスリー」から、宝くじで当たったお金をアルコールに使い果たしてモーテルを追い出されたレスリー(アンドレア・ライズボロー)が、、迷いながらも最愛の息子ジェームズ(オーウェン・ティ―グ)と会うシーンの、本編映像の一部が公開された。

レスリーを心配したジェームズは、買い物をしている間に祖母へ電話をかける。「まだ何も聞いてない。酒はにおわない。元気そうじゃないよ。僕は平気だ」という短いやりとりの中に、祖母がジェームズを心配している様子が伺える。レスリーが「仕事は気に入ってる?」と聞くと、「仕事は順調だよ。給料も悪くないし、外で働くのは好きだし、腕もいい」と答えるジェームズ。だがレスリーは、少しがっかりした様子で「あなたは、ロックスターになると思っていた。」とボソッと返す。

あきれたようにジェームズは「いつの話?」と言うが、「ギターを買ってあげたから。今でも弾いてる?」と、母親の顔になるレスリー。買い物の支払いをしようとしたジェームズに、「やめて、自分で払う。息子に下着代なんか」と言いながらも払おうとしないレスリーに、ジェームズは複雑な表情で支払いをする。外を歩きながら「今後の計画は?」と聞くジェームズに、「しばらく一緒に過ごしたい」と言うレスリー。しかし、ジェームズは少し困惑気味に「家に帰ったら?」と言ってしまうのだった。

「To Leslie トゥ・レスリー」は、宝くじに高額当選したものの、酒に溺れて行き場を失うシングルマザーを描いた作品。痛々しいほどリアリティのある演技でレスリーを演じたアンドレア・ライズボローは、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。監督は「13の理由」「ハウス オブ カード 野望の階段」などの重厚なドラマを手掛けてきたマイケル・モリス。本作が長編映画デビューとなる。「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」などのアリソン・ジャネイをはじめ、マーク・マロン、オーウェン・ティーグらが脇を固めている。

【作品情報】
To Leslie トゥ・レスリー
2023年6月23日(金)~ 角川シネマ有楽町他にて全国ロードショー
配給:KADOKAWA
© 2022 To Leslie Productions, Inc. All rights reserved.

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