『世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER』に関する配信ガイドラインが発表。個人利用かつ非営利目的に限って利用が可能となるほか、ネタバレが含まれる際には注意喚起を求めている

株式会社アトラスは5月25日(木)、同社が運営する公式Twitterアカウント「『世界樹の迷宮』シリーズ公式アカウント」の発言として、6月1日(木)の発売が迫る『世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER』を動画や生放送などで配信する際のガイドラインを発表した。

本作の対応プラットフォームはPC(Steam)、Nintendo Switchを予定している。

世界樹の迷宮』はアトラスが開発し2007年に発売されたダンジョン攻略RPG、および同作に端を発するシリーズの総称である。本シリーズの特徴として、自身の手でダンジョンの地図を描いていく「マッピング」機能が存在するなど、コンピューターゲーム『ウィザードリィ』の影響を色濃く受けている点が挙げられる。

今回の発表にある『世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER』は、シリーズ一作目から三作目までの内容を収録し、グラフィックの強化やUIのブラッシュアップなどを施したリマスター作品である。

(画像は『世界樹の迷宮』シリーズ公式アカウント|Twitterより)

今回の発表によると、「個人の使用かつ非営利にの目的」かつ、アトラスが定めたガイドラインに従うことで、本作のプレイ動画の投稿・生放送の配信が可能になるようだ。注目ポイントとして、ガイドラインにおける非営利の定義が挙げられるだろう。

ガイドラインによれば、「動画・生放送配信を行うオンラインサービスが提供している機能」を利用しても、営利目的とはみなされないとのこと。例としてYoutubeが提供している「パートナープログラム」が挙げられており、類似の機能としてはニコニコ動画におけるクリエイター奨励プログラムやTwitchにおける有料の応援機能「ビッツ」などが考えられる。

ただし「閲覧に対価が必要となるサイトおよびサービスを利用しての公開」は営利目的とみなされるとのことなので、注意しよう。

(画像は『世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER』公式サイト|新たな冒険者たちより)

今回発表されたガイドラインの詳細は以下のとおり。

【配信方法に関して】

1)本作の画像・プレイ動画を個人使用の目的でオンラインサービスで使用・配信すること。

2)ネタバレを含む内容を配信する際には、他のお客様の楽しみを奪わないよう、「ネタバレあり」などの表記をお願いいたします。

3)発売日以前の動画・生放送等の配信は固く禁止いたします。

【著作権表記のお願い】

掲載・配信に際して、著作権者の表示明記が条件となります。記載をお願いいたします。

©ATLUS ©SEGA
※記号「©」がご使用できない場合は(C)で代用可能です。

【注意事項】

1)プレイ動画の二次利用は行わないでください。

2)BGM等音楽データのみの掲載、ならびに音楽の視聴を主目的とする利用は行わないでください。

3)閲覧に対価が必要となるサイトおよびサービスを利用しての公開は営利目的と見なしますのでご遠慮ください。ただし、動画・生放送配信を行うオンラインサービスが提供している機能(例/YouTubeのパートナープログラム等)から副次的な収益が発生しても営利目的の利用とはみなしません。

4)特定のプレイヤーを含む第三者の誹謗中傷につながる行為は行わないでください。

5)違法または不適切な投稿や公序良俗に反する投稿は行わないでください。「違法または不適切な投稿や公序良俗に反する投稿」には以下のものを含みます。
・弊社の商品またはサービスの正常な動作を妨げたり、安全性を損ねたりする行為
・チート、クラッキング、不正アクセス、技術的な制限手段の回避、不正な改造、またはこれらを可能にするもの、ツール、もしくはサービス

6)理由の如何を問わず、弊社から依頼があった場合には、即時にプレイ動画の掲載を中止してください。また、弊社が不適切と判断した動画・放送に関しては、削除ならびに配信の停止をさせていただくことがあります。また、その事由に対してのお問い合わせに関しましてはお答えできかねる場合もございますので、予めご了承ください。

7)弊社は、プレイ動画の掲載に関して、第三者の権利を侵害してないことを含め、いかなる保証もいたしません。また、当該プレイ動画等を利用された結果発生したいかなる損害または第三者との紛争についても弊社は補償いたしません。

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