連敗脱出!広島カープ 中村貴浩 初タイムリー 九里亜蓮 好投 西川・坂倉 2ランホームラン競演(5月24日 中日戦)

久しぶりのホームゲームを戦っている広島カープは、24日、ベテランと若鯉の活躍ががっちりかみ合い、連敗脱出です。

23日は、林晃汰 の2シーズンぶりのホームランに、中村貴浩 のプロ初ヒットと若鯉躍動の一日となりましたが、24日も…

1回、先頭打者の 菊池涼介 が、ヒットで出塁して、2番・西川龍馬 。「アレンさんの援護になるいい先制点になった」と豪快なスイングの第6号ホームランで電光石火の先制点。

さらに1点を追加して、なおもノーアウト・ランナー2塁で打席には、坂倉将吾 。この当たりが、5月2日以来の第4号ホームラン。この回は1番から5番までノーアウトで5得点と、1回から中日を突き放します。

そして3回、その勢いに乗って、あの若鯉がまたやってくれました。ツーアウト・ランナー2塁・1塁で、まだユニホームが間に合っていない7番スタメンの 中村貴浩 。23日のプロ初ヒットに続き、プロ初打点。ユニフォームが届くまで待っていられませんというようなハツラツとしたプレーでさらにリードを広げます。

この日の先発は、今シーズン、中日相手に24イニングを投げて自責点0とドラゴンキラーの 九里亜蓮 。その1回。テンポよく、1・2番を打ち取ると、3番・細川にはバットが折れるほどの力強いストレート。相性のよさを発揮します。

2回には、ランナー2塁・1塁のピンチ。ファーストゴロに抑え、ランナーを背負っても落ち着いたピッチングを見せますが、4回、1アウト・ランナー3塁で打席には中日・ビシエド。ショートゴロの間にランナーが帰り、中日相手に今シーズン、初自責点となります。

しかし、その後は中日打線を寄せ付けず、7回・1失点。投打がかみ合ったカープは、4月27日以来の地元勝利で連敗脱出です。

お立ち台には、もちろん、あの若鯉が初登場です。

広島カープ 中村貴浩 選手
― プロに入って初めてのお立ち台、今の気持ちから聞かせてください。
「うれしい気持ちでいっぱいです」

― 少し照れくさそうな感じがしますけれども、打席とお立ち台、どちらが緊張しますか?
「こっちの方が緊張します」

― そのチームの勝利につながるタイムリーが飛び出しましたが、あの打席を振り返っていただけますか?
「ヒットを打てて、よかったです」

― もう少しあのシーンを振り返りますと、球界を代表する涌井投手がマウンドでした。初球から積極的にいきましたよね。
「はい。振っていきました」

― 追い込まれながらのタイムリーでしたが、どんな意識だったんでしょうか?
「なんとかバットに当てようという気持ちで、打ちました」

― きのう・きょうとマツダスタジアム、123番でのプレーとなりましたが、きのうはプロ初ヒット、きょうはプロ初タイムリー、この2日間いかがですか?
「よかったです。充実しています」

― もともと育成ドラフトでの指名ということになりましたが、ルーキーイヤー、この5月の段階で1軍のお立ち台。ここまで、どんな日々ですか?
「刺激がいっぱいあって、楽しい野球です」

― ファンのみなさん、まだまだ中村貴浩選手のプレーに今後、期待すると思います。そんなファンのみなさんへ、自己紹介を含めて、最後に意気込みをお願いします。
「支配下登録になりました中村貴浩です。これからもがんばるので、応援よろしくお願いします」

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