スーパー耐久富士24時間にKCMGがスペシャルカラーで登場。ア・ベイシング・エイプ30周年を祝う

 5月26〜28日に静岡県の富士スピードウェイで開催されるENEOSスーパー耐久シリーズ第2戦NAPAC富士SUPER TEC 24時間レースに向け、5月26日から専有走行がスタートしたが、今回ST-Xクラスに参戦するKCMG NSX GT3は、アパレルブランドの『ア・ベイシング・エイプ』の30周年を記念した今回限りのスペシャルカラーリングで登場した。

 2023年からST-Xクラスに挑戦するKCMGは、第2戦富士24時間に向けてポール・イップ/エドアルド・リベラティ/マーチー・リー/ホー・ピン・タン/ジョシュ・バードンという5人体制で参戦する。第1戦ではホワイトとブルー、ブラックのおなじみのKCMGカラーだったが、第2戦に向けてはガラリとイメージを一新し、カモ柄に彩られたNSX GT3となった。

 このカモ柄は、裏原宿ブランドとして世界的に人気を誇るアパレルブランド、ア・ベイシング・エイプの30周年を祝ったものだ。ノーズ、ルーフには記念のロゴも入る。ア・ベイシング・エイプは1993年にNOWHEREのオリジナルブランドとして、原宿裏通りに誕生している。

 今回のスペシャルカラーリングは、ドライバーの一員でもあるマーチー・リーが持ち込んだものだ。「ア・ベイシング・エイプは日本生まれのライフスタイルブランドで、30年の歴史がある。今回の24時間レースは、それを祝うのにピッタリだったんだ」とリー。彼はかつてフェニックス・レーシング・アジアを率いていたが、その頃から支援を受けていた。

 ア・ベイシング・エイプは2011年に香港のアパレル企業が親会社となっているが、その香港のオーナーが大のクルマ好きで、何台ものクルマを所有。リーとは15年以上もの付き合いがあるという。今回のスペシャルカラーはここから生まれたということだ。

 レーシングカーではあまり見ないカラーリングではあるが、ア・ベイシング・エイプのイメージを反映した非常にファッショナブルなものとなっている。今回の富士SUPER TEC 24時間レースでも注目の一台だろう。

2023スーパー耐久第2戦富士 ア・ベイシング・エイプのスペシャルカラーとなったKCMG NSX GT3
2023スーパー耐久第2戦富士 ア・ベイシング・エイプのスペシャルカラーとなったKCMG NSX GT3
2023スーパー耐久第2戦富士 ア・ベイシング・エイプのスペシャルカラーとなったKCMG NSX GT3
2023スーパー耐久第1戦鈴鹿 KCMG NSX GT3(ポール・イップ/ホーピン・タン/マーチー・リー)

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