3週連続予選落ち→2位発進 後藤未有の浮上のきっかけはウェッジ

1打差の2位発進。ツアー初優勝を目指す(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 初日(25日)◇グランディ浜名湖GC(静岡)◇6500yd(パー72)◇曇り(観衆2213人)

ツアー初優勝を目指す後藤未有がノーボギーの5バーディ「67」でプレーし、5アンダー2位の好位置で滑り出した。

今季は開幕から9試合連続で予選通過と安定したプレーを見せていたが、3週前の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ」から3戦連続でカットラインに1打届かない予選落ちが続いた。

「あまりスイングのことを考え過ぎると、逆に分からなくなっちゃう」。浮上のきっかけを模索する中で考えたのは、全てのクラブをウェッジのような感覚で振ることだったという。「短いクラブでのショットが好き。48度や52度のウェッジでのフルショットが好きなので、そのイメージで全部振っているのがかみ合っている」

16番(パー5)は53ydの3打目を58度で、続く17番では104ydの2打目を48度のウェッジでピンに絡めてスコアを伸ばすと、最終18番では123ydの2打目を48度で1mにつけて3連続バーディで締めた。

得意のウェッジでスコアを伸ばした(撮影/中野義昌)

この日は風が強まる午後スタートだったが、「ショットがすごく良かった訳ではないんですけど、悪いながらもうまくリカバリーしてノーボギーで回れた」。風速5mを超えるコンディションの中で耐えきった点を評価した。

首位の菊地絵理香とは1打差。大会2日目は午前7時のトップスタートで、比較的穏やかな風が予想される午前中に回れる。「自分のペースでラウンドできるので大好き。きょうよりは少し風は吹かないと思うので、その中で自分がどれだけスコアを伸ばせるかが楽しみ」と期待を込めた。(静岡県浜松市/内山孝志朗)

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