種なしブドウ「デラウェア」出荷始まる 広島有数の産地・尾道市

広島県内有数のブドウの産地・尾道市で種なしブドウ「デラウェア」の出荷が始まりました。

尾道市 木ノ庄町にあるJA尾道市の選果場には、ハウスで栽培されたおよそ110キロのデラウェアが持ち込まれました。

デラウェアは、強い甘みとほどよい酸味が楽しめる人気の種なしブドウです。尾道市では27戸の農家がデラウェアを栽培していて、県内の生産量の9割以上を占めます。

出荷を前にJAの職員が房の形や色付きなど品質を確認していました。

ことしは3月ごろの雨不足で生育が心配されましたが、おおむね順調に育ち、糖度20度以上と平年並みの出来に育ったそうです。

JA尾道市 ぶどう部会 行広秀昭 副部会長
「糖度も十分、20を超えていますので、甘くておいしいです。特に小さいお子さんやお年寄りに食べていただきたいと思っています」

尾道市のデラウェアは、去年より4トン少ないおよそ24トンの出荷が見込まれていて、8月の中旬ころまで主に県内の市場に届けられます。

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